2020年6月22日月曜日

ご当地固有種、貴重な生態『ミヤジマトンボ』♪

1936年、結城次郎氏によって厳島(安芸の宮島)
山白浦で発見された固有種絶滅危惧種です

生息環境は汽水域にできるバランスの微妙な奇跡の潮汐湿地
写真の子は雌♀です。中々の美人(笑)(*^▽^*)






湿地は宮島でも陸路では容易にアクセスできない場所にあるため
環境ダメージを与えないように
風を使ってセーリングカヌーでアクセスしました♪







 シオカラトンボ(ムギワラムギワラ)に似ていますが
特徴はボッキュンボンのこのフォルム💕

1,000㎡ほどの潮汐湿地の一角(100㎡)に生息
飛翔力がない為、生まれ育った場所から
10m以上世界には出ることができません。








他の蜻蛉や肉食昆虫から護るために潮汐湿地という
特殊環境に暮らす場を選んだのでしょうね...?
今年も元気姿を見せてくれました。

毎年、夏至の頃に羽化
雌は交尾、産卵後8月上旬には黒い熟成態になり体から粉を吹き
何事も無かったように姿消します。


下のphotoの子は一見シオカラトンボに似てますが
『ミヤジマトンボ♂雄』です。
保護会の方か宮島水族館の方がマーキングしたのでしょうか?
右翅にNO10の個体ナンバーが書かれていました。







この日は♂雄1頭、♀雌4頭の個体を確認しました。
7月初旬には季節を迎え
乱舞(交尾)を見せてくれることでしょう。


環境破壊で棲み辛くなってますが
何時までも子孫継いでその姿を残してほしいものです。


CoCo de ひと詠み♪
『夏至り けなげ生きる その姿
哀れみ深し 宮島蜻蛉』なう💕



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