2011年10月6日木曜日

読書の秋・・・と・・秋月♪

最近・・読んでよかった本 ♪ 2冊・・♪

町工場で繰り広げられる物語は感慨一入でした。。。。。。。

技術系の仕事をする私もプライドは品質です。

そして物語の中で佃社長は技術をお金に換算できない、
技術は将来の価値に換算する経営者としては真さに正しい姿勢です。

世の中は本音と建前にあれども基本は価値を何に見出すかですね!
そんな当たり前で大事なことを知らしめてくれる一冊でした。

部下や家族を信じる心、
自分思いのたけが経営に活きる清々しさは、
空洞化するモノづくり日本の現状に対し
暗に警鐘を鳴らしているようにも感じられました。

第145回直木賞受賞・・すばらしい作品でした。


読後感=モノづくり・・日本・・頑張る下町の大いなる企業に
夢多かれ♪


・・・・・・・・・・・・・・・
楽しく読めた2冊目♪








イタリア語デカルコマニアとは・・・一般的にはデカルコマニー(décalcomanie)、
フランス語で「転写法・転写方式・転写画」を意味する用語であり、
シュルレアリスムにおける美術技法を指します。

物語は読者から見て250年後の未来から110年前の過去の間で
繰り広げられる、まさに転写絵画です。

文体は洋書文学を彷彿とさせる比喩や揶揄が多くつかわれ
面白く心理描写や状態描写がされています。

登場する一族の家系図と関係図(異なる同一人物)をメモに書き出しながら
読みすすめました。

とある事情から250年後に生を受けたことになっている
過去の年寄りに手ほどきを受けながら謎の手記が物語の中で・・・
読み解かれていきます。

著者 長野まゆみ氏 によるタイムパラドックスへの挑戦とも読み取れる物語は
時空のメビウスの帯の中や・・エッシャーの不可能なキューブの中を
彷徨わされた気分になります。

タイムトラベル、タイムスリップものにありがちな・・・
つじつまの破綻を感じさせない
巧妙なストーリーテーリングは・・・
不思議な時空の旅に、いざなってくれました。

 

読後感=透明なガラスに転写された不可思議な風景に
顕在感あり・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

他にはどんな本をよでるかって?。。。。


私のWeb本棚・・・Book Blogです。
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お時間のある方は覗いていってくださいな。



秋の夜長・・・月明かりの注す。。。マイガレージで・・・・・
ウィスキー片手の読書は至福のひと時ですな ♪



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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...
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