2018年6月3日日曜日

『ミヤジマトンボ』の季節

安芸宮島国定公園に棲息する固有種です!
1936年宮島山白浦で発見される
「宮島蜻蛉」

学名Orthetrum poecilops miyajimaense

絶滅危惧種CRの貴重な生態です。
sailingcanoeに乗って逢いに行ってきました。






画像に含まれている可能性があるもの:植物、屋外




一見してシオカラトンボ(ムギワラトンボ)
とよく似ていますが...
シオヤトンボと比較して小振り

特徴はキュッとくびれたウエスト!
この子は♀雌
ボンッキュボンです( ´艸`)

そして泊まる姿は他のトンボのようにガッチリ
掴まり泊まりするのではなく
爪先立って独特雰囲気でそっと泊ります。







棲息場所は清水が流れこむ汽水、且つ...
潮の干満で出来た潮汐湿地を棲家とします。

潮汐湿地はとてもデリケート
台風が吹き上げる波や山からの土砂流入、
干ばつ乾燥高潮水没
などの気象条件に環境は大きく左右されます。

下のphotoは♂雄です♪






とてもひ弱なので他の蜻蛉がいる場所には棲めません!
すぐに食べられちゃうからです(笑)

飛翔能力限られているのですることもままならず
産卵、羽化した湿地
半径5~6m範囲から生涯、出ることはありません。


今は保護活動家さんたちの情熱
手厚守られています。








羽化からひと月半ほどでシーズンを終えます。
今年は羽化2週間ほど早いので6月中旬から
の季節を迎え産卵が活発化しそうです


棲息湿地は環境保護観点から非公開!



そんな「宮島蜻蛉」
大事見守っていきたいなと思う...
今日この頃です。



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